バーコード刑事 2

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「なんで、お前がここにいるんだよ!?」   叫ばずにはいられない。 セーラ服を着たバーコード頭のオッサン。 俺が探し求めていた理想の脚を持つオッサン。 あの時、運命的な出会いをしたオッサン。 忘れようとしたのに、どうして、今、目の前にいるのだ。 また、俺を惑わし、苦しめようとするのか。 「これも、捜査の一環であります」 悩ましげな表情を浮かべ、眼鏡を中指でくいっとあげるオッサン。 今日はセーラー服の上から、白いレースのエプロンを身につけている。 正面から見ると、スカートが短く隠れて見えないため、まるで裸にエプロン。 そのエプロンから伸びたすらりと長く美しい脚。 この組み合わせも悪くはない。 むしろいい。すごくいい。ものすごくいい。 しかし、オッサンの脚。 「ああ!!」 思わず声をあげると 「お詫びにご朝食をご用意いたしました」 オッサンは、テーブルに朝食を並べ始めた。 鮭の塩焼き、玉子焼き、味噌汁、サラダ。 久しぶりに目にした理想的な朝食である。 「仕方ない、食べてやっても……」 席に近づくと、オッサンがすぐそばで箸を落とした。 腰を折り、俺に向けて尻を突き出し、箸を拾おうとする。 艶かしい太ももが目の前にある。 禁断の果実が目の前に…… 「やめろ!!」 思わず叫んだ。
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