18人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
20世紀初頭のイギリス。
第一次世界大戦前の不穏な情勢の中、人々も暗澹とした思いで過ごす毎日。
…そんな時代の中、ある貴族一家の嫡男が、妹の婚約者を刺殺したという事件が起こる。
兄は逮捕されて、有罪の判決が下る。
そうして、絞首刑となった。
一家は離散。館は廃墟となる。
…美しい兄弟。
威厳のある父親。
貞淑な母親。
父親は、土地の名士としても評判だった。
妹は事件後、心を病み、何処かの施設に預けられて亡くなったとの噂があるが、事実は不明。
その数ヶ月後。
一家と関わりがあった人物達が、次々と謎の死を遂げる。
裁判官、警察官、証言者。
…呪われた一家の見えない遺恨に殺されたのでは?とも、実は、兄と妹は生存していて、復讐をしているのでは?という噂もたったが、真実は謎のままとして残るのであるー
最初のコメントを投稿しよう!