〜帰順化〜

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深紅「(ハハハ、そういやそうだったな。…帝国はかつての「魔法を使える人間」、いわゆる魔法使いを、「テロ集団」として認識して魔法使いの存在そのものを忌み嫌っている。だから魔法使いを自称する者達…教団の攻撃目標として、常に設定されてしまうようだな。 …だけど教団が狙うのは都市部ばかりでここみたいな辺鄙(へんぴ)な場所は一切攻撃目標とはしないから遺産達は都市部よりも、やや安心して暮らせるようにはなっている。 …戦略的価値が無いから攻撃しないのか。あるいは…いや、その話は今はいいか)」 フランディアナ「(真実を知っているものからしたら皮肉なものだねぇ。教団は「魔法使いは悪」という「設定」で動いているだけなんだから)」 藍紫「まっ、そういう事だよねぇ。その方が「都合がいい」だろうし…。本当に「政治」ってのは難しいねぇ…」 アラナス先生「………さて、…この辺りなら大丈夫だろう」 先生は川辺の辺りまで歩くと、この辺りなら良いだろうと呟いている。
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