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そして、倉松もフラつけばネタに当たるんでしょうかね。
見つけたんです。
本当に、初対面で「初めまして、大好きです!」と言われたという方の
エピソード。
ただ、一応その方の名誉のため(?)に書き添えますと、
この方は別に大祐のように言い間違った訳ではありません。
お相手の方とはずっとチャットでやり取りをしていて、いつしか彼女に想いを寄せてしまい、すっかり初対面という感覚が抜けていたために飛び出た第一声だったようです。
しかし、これを目にした時に「初対面の第一声が『大好き』」というキーが、どうにも頭から離れなくなりました。
そこで、なんとかこのキーを生かそうと、初対面での「大好き」を
本心で言わせるか、言い間違わせるか、二つの設定を考え始めます。
そして、二つの設定がなんとなく形になり始めた時、ふと浮かんできたのが
大祐というキャラでした。
それにしても、このおトボケ大祐のキャラは、ぼんやりなようでかなり濃いキャラでしたね(笑)。
お陰で、彼を活かすためのエピソード選びはスムーズそのもの。
おまけに、エピソードを見付けてからの脚色は楽しい、楽しい。
もう延々と底なし沼のように書けそうだったので、その作業をしている
私の脳内をパッカリ開けてみたら、満開のお花畑だったのは
間違いありません。
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