27.可愛くなった結衣と新婚旅行に行こう!

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結衣は、最初は俺に歌ってくれと言うので「レモン」を歌った。次に結衣も「レモン」を歌った。あのころを思い出す。「あの時の俺の心境だ」と言ったら、結衣は「私も同じだった」と言った。 それから結衣は「君を許せたら」を歌ってくれた。俺の好きなもう1曲だった。結衣は「私の心境だった。もう思い出の歌になった」と言った。 結衣は俺が好きな「さよならをするために」を歌ってほしいと言った。俺の今の心境の歌かも知れない。 結衣を見つめながら上手く歌えた。歌い終わると結衣が拍手してくれたが、他からも拍手された。もうラウンジには歌を聞きつけて人が集まってきていた。もう十分、結衣に歌を聞かせてもらった。 二人は満足して部屋に戻ってきた。部屋に戻るとすぐに結衣を抱き締める。「ありがとう。結衣の歌を聞いて、あの頃を思い出した。あのつらい記憶がよみがえってきて、結衣を抱き締めたくなった。本当に結婚できたんだね。俺たちは」 「私もあの頃を思い出して、今の幸せを噛みしめていました。もっと強く抱き締めて下さい」 二人はどれくらい抱き合っていたのだろう。すぐにでもまた愛し合いたいと思った。 「部屋の露天風呂に一緒に入ろう。身体を洗ってあげよう」 「はい、お願いします」 俺が先に入っていると結衣が恥ずかしそうにして入ってきた。薄明りの中、結衣の白い裸身が美しい。俺の隣に浸かった。 「ここのお湯もなかなかいいですね」 「丁度良い湯加減だ」 温まってきたところで、二人上がって、俺が結衣の身体を石鹸で洗ってあげる。背中、お尻を洗って、それからこちらを向かせて、胸からお腹、大事なところ、脚と順に洗っていく。始めは恥ずかしそうにしていたが、こちらを向かせるともう観念したようになすがままになっている。
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