ホットドッグと彼

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A「朝から食べるホットドッグ最高ー!なんか店員さんが奥の方から出して来た時は、古いやつかと思って心配したけど…超美味しい!私、ホットドッグ大好きっ!」 B「そんなに好きなの?」 A「うんっ!大好きっ!もうめっちゃ好き過ぎるっ!」 B「…そうか……最後にそれが聞けて、俺もホットドッグも嬉しいよ。」 A「…俺も…ホットドッグも?えっ?何言って…うわっ!B夫くんがめっちゃ光ってる!しかもソレ…脚が…無くなってないっ!?」 B「ごめんA子…今まで黙ってたけど…俺、ホットドッグの化身なんだ。」 A「えっ?何言ってんの?(パクッ)…えっ!?ホットドッグ食べたらB夫くんの身体が腰まで無くなった!?」 B「…そう…そのホットドッグは俺。ホットドッグをこよなく愛するA子と同じになりたくて…6年前、俺は生まれたんだ。ホットドッグの化身として!」 A「えっ!?じゃ、じゃあこのホットドッグは…」 B「…そう、俺の本体なん」 A「賞味期限切れてんじゃん!!」 B「ソコォっ!?いやいや、心配しなくてもカビとか生えて無いから大丈」 A「でもウマッ!(パクッ)」 B「…って食うんかーいっ!真実を知って尚食うんかーいっ!」 A「うん、だってホットドッグ大好きだし。あ、でも、6年も前に作ったホットドッグなんだよねぇ…いくら見た目が大丈夫でも…本当にお腹とか壊さないかなぁ…?」 B「…ソレは解らんけど、とにかく俺はA子に好きって言って貰えて…」 A「(パクッ)」 B「やっぱ食うんかーいっ!ちょっと待ってA子。もう胸の下まで無くなってるし、俺の気持ちとか色々伝えたいし、何よりその」 A「(パクッ)」 B「容赦無しかーいっ!ていうか、もうちょいビックリして?な?今まで一緒に過ごしてきた思い出とかあるし、ちょっとは感傷に浸る的な」 A「(パクッ)」 B「あくまで食うんかーいっ!ちょっ…本当に待って!もう頭しか残って無いからっ!最後に俺、どうしてもA子に伝えたい事が」
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