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「シュウに声聞かれるの恥ずかしいの?」
顔を上げ私の方を見た了解の目を見つめながら首を縦に振っているのに、私の手は口元から強引に剥がされた。
「いやっ」
「ダメ。口塞ぐなら手縛るよ?電気消してあげたんだから、声はちゃんと聞かせて」
そう言うと亮介は最後の一枚を脱がし、潤った入口を指で撫で上げた。
「あんっ」
「いつもより濡れてるね」
枕を握りしめ唇を結ぶが、そんな抵抗ではもう抑えられなかった。
亮介の指は私の中を掻き回し、何度も出し入れして慣らした所で、快感で埋め尽くされる所を集中的に攻めてきた。
「やっ…そこ、んん、だめ…」
私の反応を見ていた亮介は勝ち誇った様にニヤッと笑い、唇を押し付けてきた。
私の舌は絡め取られ、亮介の唇に吸われる。
攻め続けるのを止めない指に、クチュクチュと音を立てて喜ぶ身体。
愛液の音と共に私の口から洩れる嬌声は、テレビの音をかき消すほど大きく私の頭の中に響いた。
…もう我慢できない。
「いい声」
突然聞こえたシュウの声にビクッと反応した身体は、絶頂に達してしまった。
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