十二番番目の志士(第三部)

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十二番番目の志士(第三部)2 基地の食堂に案内するので席に座るとビールとステーキが出て来たので、昼間から酒を飲んでいいのかと聞くと、いいんだよ、君は日本国政府の大臣だ今日は特別にデナーの、 メニューだよと言い乾杯したのです、ジヨージがたしか新二に最後に会ったのはロス郊外の空軍基地だったな、君は日本政府の議員団のアメリカ視察に来たのに、僕にF104の、 操縦を教えろと電話をかけてきたので、 ロスの空軍基地に来いというと、その日から一週間毎日来たので離陸から教えたがたつた一週間でF104を乗りこなしビックリしたよ、終るとワシントンの視察団に合流して、 大統領主催の晩餐会に出て日本に帰国したのだろう、何しに行ったと文句いわれなかったのかと聞くので、総理に話してあったから問題なかったよ、その後日本が大量に、 F104を購入したから良かったではないかと言うと、 さすがにゼロ戦の名パイロットだと司令官もビックリしていたよとグラスを上げて、このミッションが終ったら貸してやるぞ、サウジの空を飛んでたらどうだと言うので上手、 く行ったら貸してもらうよと笑ったのです、食事が終り一服していると準備が出来たと言うのでラフな格好に着替えて滑走路に向かい、セスナ機に乗り込んだのです、管制搭、 からセスナ154、C2滑走路からの離陸を許可するというので、 ラジヤーと返事して滑走路に入りスロットルを上げると勢い良く走り、エレベータを引くと機体が浮いて離陸したのです、管制塔に進路230へ向かうというと、ジョージが、 ミッションの成功を祈る、死ぬなよと言うので、協力を感謝すると答えたのです、ここからは2時間の距離ですさすが砂漠の国ですリヤド上空をはなれると何処を向いても、 砂漠です、 時々オアシスの小さな町があるだけです、砂漠には多くの油田があります、北に向かって飛行していると遠くに赤茶けた山が見えて来たのです、そろそろ敵上空に侵入する、 時間です、レーダーには何も映っていません、指定された洞窟方向に機首を向けるとレーダに反応があり、反政府組織がミサイルを一発発射したらしいのです、警告音が大き、 くなったので、 機首を太陽に向けて後ろを見るとミサイルがフルスピードで飛んできます、直ぐ傍まで来た時ラダーを押して急降下するとミサイルはセスナの上を太陽に向かって突進して、 暫くして大きな音がして爆発してのです、下の砂漠の堅そうな場所へ機体を向け着陸したのです、遠くからジープが一台フルスピードで走ってきて止り、2人の男が銃を構え、 たのです、 指揮官らしき男が英語で何者だなにしに来たのだと言うので、人質救出さと言うと、武器ももたずにかと言うので武器は必要にいと言うと拳銃を高杉の胸に当てて、日本人か、 と聞くのでそうだ、高杉だと言うと指定の場所はここではないぞと言うので、身代金は人質と交換だ金だけ取られてはたまらないからなあと言うと、金はどこだと言うので、 人質の無事が確認できたら見せるというと、お前は要求できる立場ではないと笑うので、素早く拳銃をもった手を掴み銃口をその男の胸に向け、動くなそのまま引き金を引けば、 お前の心臓に当たるぞというと、指を離したので拳銃をもぎ取り兵士に武器を捨てるように言うのだと言うと、指揮官が武器を下ろせというと武器を置いたので、足で蹴飛ばす、 と、 ここから脱出できると思うのかと聞くので出来るさといい、指揮官と一人の兵士のベルトをはずし後ろ手を縛るように言って縛らせたのです、武器をジープに積み、一人の男に、 車を運転してアジトに向かうように言ったのです、指揮官が俺はアサドだお前は日本のサムライかと言うので、そうだよ、サムライは卑怯なまねはしないのさと言ったのです、 洞窟につくと大勢の兵士が銃を構えるので車を降りて、アサドの手を解放して拳銃を返すと、中々出来るなと笑いみんなに道を開けろとアサドが命令すると、道を明けたので、 アサドの案内で洞窟に入り後ろをついて行くと、中々大きな洞窟です、自家発電機があるらしく蛍光灯がいたるところについています、奥の部屋に木のドアがあり入るとヒゲ、 をはやした体格のいい男が座っており、 アサドが英語で金を持ってきたそうですと言うと、おれはハビラジンだと言うので日本国通産大臣の高杉だというと、何日本政府の大臣だとと言うのでそうだと言うと、人質、 交換に大臣が来たのは初めてだと言うので、人質の無事を確認させてもらおうと言うと、ハビラジンがつれて来い命令すると、アサドが敬礼して部屋を出て行き3人を連れて、 来たのです、 日本人監督の鈴木が大臣どうしてここにと言うので、君達を救出しに来たのだというと、一人でですかと言うので勿論だよと答えたのです、ハビラジンが日本語で金を見せろ、 と言うのでポケットから小切手を取り出し見せると取ろうとするので、待てまだ渡すわけには行かないと言うと、お前たちはいつでも殺す事が出来るのだと言うので、あなた、 は日本のサムライを知っているかと聞くと、 ああ、4年間日本にいた事があるのでよく知っているというので、それならサムライの心は知っているはずだ、サムライは決して卑怯な事はしない、民間人を拉致して金を要求、 するとは卑怯ではないかと言うと、アメリカ人はもっと卑怯だ、都合のいい時には我々を利用して直ぐに裏切り今の国王と手を握り我々を追放した、今に痛い目に合わしてやる、 と言うので、 それではこの3人に恨みはないはずだと言うと、二人はアメリカ人だと言うので、あなたの敵は裏切ったCIAと国王だろう、この3人は日本協力者だと言うと、日本も今回国王に、 味方しょうとしていると言うので、我々は石油掘削の見返りに国民を豊かにするインフラを整備しょうとしているのだ、サウジの国民が豊かになれば自然と民主主義が目覚め選挙、 によって政治がなされる時代が来る、 民主化する為には国民を豊かにしなければならない、国王一族の支配は長く続かないというと、石油で儲けた金を国民にばら撒き政権を維持しているではないかと言うのでそれは、 外国が国王を懐柔する為にインフラ設備ではなく、金を渡しているせいであり、わが国は石油で設けたものをインフラに向けるように国王にいい、国王は了承している、今回は、 海水から真水を作るプラントを建設して、これをサウジ各地に展開すれば砂漠が緑の陸地となり多くの国民が石油に頼らなくてもいい時代が訪れる、そうすれば国民の働く意欲、 が高まり、おのずから民主化に向かうだろう、そして貴方のお兄さんのビンラジンが選挙で選ばれた大統領になる事も出来る、アメリカは民主化する事には決して妨害しない、 ですよと言ったのです、
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