第8話 ミッション2、副会長から隠れろ!

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『____終わった〜夏休みだ〜合宿だ〜』 「おつかれ!ソラ」 『本気で疲れた』 提出物ついでに夏休みの宿題で出されるであろう問題集のページとまだ発表された訳じゃないけど、読書感想文、観察日記を既に終わらせている。 さぁ来い!!宿題発表!!!!どの、宿題であろうと半分は終わってる!!! 「えー、今回の宿題は体育祭の片手間で作ったオリジナルプリント集だよ!全100Pの国語数学理科社会そして別紙で英語の観察日記もつけてもらうよ!」 『予想の斜め上から来て悲しい』 オリジナルプリントはまだ予想出来てたけど、英語での観察日記は予想出来なかった。 せっかく日本語で書いた日記を英文訳しなきゃいけないんだ...え、めんど。ぐーぐるてんてーに全振りしよ。 さぁ!さぁ!!と夏休みに向けて、ウキウキルンルンの気分だった僕に地獄の文が来た。 『あぁ・・・忘れてた』 お盆に実家へ帰らないと。 お婆ちゃんからのメールで現実に戻る僕はウキウキからのテンションだだ下がりの気分へ変わった。 お線香するの面倒臭いな。 自分のお母さんの事なのになんでやる気が出ないんだろうなんて、分かってることを自問自答する。 答えは簡単_______興味がないからだ。 育てて貰った、ずっと一緒に暮らしていた。それでも、お母さんの愛情は死んだお父さんに向かっていたし愛されていたと聞かれればそれは否と答えれる。 それでもお婆ちゃんは僕とお母さんの絆を疑わなかったし、形だけはちゃんとしていたから僕がこんな事思っているとは気付かないだろう。 あえて言ってしまったら面倒な事になるし。 まぁ...行きたくないといえばお婆ちゃんも納得はするだろう。 あんな場面に鉢合わせた僕に気を使っているのは間違いないのだから。 『でもな・・・行かないのも・・・』 「____号外号外!!」 ん?なんだ?? 「生徒会会計様である仙石一夜様と毬藻転校生が昨日の夜同じ部屋で過ごしたって!!!」 その日、学園は阿鼻叫喚となった。 僕の耳は崩壊した(ヘッドフォンするの忘れた)
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