番長・桜もち

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バコッ! 「うわっ!」 ガシッ! 「うげっ!」 ドスッ! 「うおっ!」 3人のヤンキー高校生は殴り倒され、道端に転がった そんな3人に静かに近寄る違う制服を着た巨体の不良高校生 3人の内の1人が慌てて土下座した 「す、すみませんでした! 俺達の負けです!!勘弁してください!」 それを聞いて巨体の不良は足を止めた 「これに懲りたら2度とカツアゲなんかするんじゃねえぞ、行けっ!」 「「「はっ!はいー!」」」 3人のヤンキー達はフラフラしながら逃げていった それを見送ると、巨体の不良高校生は腰を抜かしているサラリーマンの所に寄った 「大丈夫か?おっさん、アイツらも暫くは大人しくしてるだろうよ」 「あっ、ありがとう少年、助かった」 「立てるか?」 「ああ、大丈夫だよ」 サラリーマンはゆっくり立ち上がり、助けてくれた不良高校生に告げた 「何か、お礼がしたいんだが」 「いいよ、礼なんて」 「しかし、それでは私の気が収まらない」 「そうか、そこまで言ってくれるならじゃあ…」
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