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神PMに告白されて困ってます side 灯里
「新月、クリスマスイブの夜は暇か?」
「仕事ですか?」
「嫌、忘年会。流石にクリスマスイブに仕事で遅くまで残るのはな。日頃の新月を労いたい」
「わかりました。ありがとうございます」
神PMからクリスマスイブの夜、食事に誘われた。
毎日ランチに連れて行って貰ってるから充分なのに、1人でクリスマスイブを過ごすのが寂しいのか誘われた。
神PMの私生活は謎に包まれてる。
仕事に明け暮れてるから女の影があるようには見えない。
でも、彼女がいないようには思えない
神PMほど仕事ができて、見た目も良くて、社交性が高い男は、ドラマや小説でしか、わたしは見た事がない。
鬼から神に進化したとこなんて、ネタにしか思えない。
4月から9ヶ月間、神PMとの仕事は充実していて、毎日が楽しかった。
22時までサポートで仕事をし、なぜか、『気晴らし』と、わたしをJRの駅まで送ってくれて、また社に戻って仕事をしてる。
鬼SE時代の対応と違い、はじめは戸惑った
『気をつけて帰ろよ』
と駅で別れる時に言われるのに、いまだに慣れない。
わたしが会社を辞めたら困るからなのか?
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