13人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
しばらくして私は仕事を辞めて、カウンセラーの資格を取った。
悲しんでいる子に、お婆ちゃんの様な言葉をかけてあげたいと思ったから。
2年後にお婆ちゃんは亡くなった。
お婆ちゃんの初盆の1週間後、気になっていた男性に告白された。
きっとお婆ちゃんが神さまに頼んでくれたんだと思う。
あの日、死ななくて良かった。
お婆ちゃんがいてくれて良かった。
失恋で私の心は壊れる寸前だった。
だけど、お婆ちゃんが私の全てを受け止めてくれたから、私は歩き出せた。
お婆ちゃん、ありがとう。
お婆ちゃんのおかげで、私、幸せだよ。
あの日、生きる決心が出来たのはお婆ちゃんのおかげ。
そして、お母さんがどんなに私を大事に思ってくれているかも知る事が出来たよ。
私は、あの日の私を救ってくれたお婆ちゃんの様に、苦しんでいる誰を救える人になるからね。
最初のコメントを投稿しよう!