真冬の虚像

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真冬の虚像

俺は、かつてあいつが現実逃避していた屋上にのぼった。 手に持ったスマホでラインのアプリを起動させ、あいつのラインを開いた。 そこには既読がつくことがないメッセージが3件。 あいつが退職してから何回かラインを送っているが、既読になることはなかった。
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