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「……ははは」
「なんだよー。だいじょぶなのかよ？ れー」
眉毛を下げて口とがらせて、珍しく俺を上から見下ろしてるしょーちゃんは、安定のかわいさで。
いい匂いの、花みたいな。
月の光みたいな。
「しょーちゃん、変な顔」
なかなか止まんない涙を隠したくて、そんなしょーちゃんの肩にもたれて目を閉じたら。
しょーちゃんは黙ったまま、あったかくて小さい手で、俺の背中をぽんぽんしてくれた。
【 了 】
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