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運命戦線
「三時には日本に着くそうです総理」
「そうか、もう時間もほとんどないな。アメリカへの救援とアジア諸国の連合での部隊編成の方は進んでいるのか?」
「今連絡を」
慌ただしい官邸内では数十人単位で話し合いのテーブルに分けられ、更に出入りだけでもかなりの人数が出入りしていた。
「マスコミへの説明まであと三分です」
「わかった。しかし、これを説明してどうなるものか。時空をかけて戦うなんてSFみたいな話、国民が信じるかどうか」
総理の取り巻き達は身なりを整え、本人は原稿のチェックをしながらどう説明し言葉の揚げ足を取られない様にするかを考えながら、聞かれるであろう質問の回答を考えていた。
身なりが整うと、会議室を後にし会見場へと移動を始めた。
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