第一章「可愛いは嫌なのです」

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ー南って本当、可愛い顔してるよね ー女の子より、女の子みたい ー彼氏?彼氏っていうより、妹って感じ? ー友達としては好きだけど、恋愛対象にはならないかな 幼い頃から言われ続けてきた、この類の言葉達。もはや一種の呪いのように俺を苦しみ続けてきた。 口を開けば、可愛いだの妹みたいだのと碌に男として認識されてこなかった俺の悲惨すぎる人生。 けれどそれも、もうすぐ終わりる。俺はこの最悪の状況を打開する、最強の策と最高のアイテムを発見してしまったからだ。 これさえあれば、俺は今日からカッコいい男…今までの惨めな生活とは、完全におさらばだ!!
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