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HPへとJINE IDを掲載する間、 チャットルームは祭り状態と化したらしい。
【ダンジョンを知る者】からはJINE IDを掲載した瞬間に連絡が入りかなり焦ってしまった。 無論【勇者みきお】からも連絡が入って来たのは言うまでもない……
「【勇者みきお】…… 君はブロックさせてもらう…… スマン! 」
速攻でブロックしてしまった勇者みきおに俺は、 何故だか心が凄く痛むのであった。
どこかであったら獣の槍でもプレゼントしてあげようと思う……
その後少しばかり【ダンジョンを知る者】との連絡をとった俺は、 明日17時に【ダンジョンを知る者】と会う約束をしたのだった。
彼は間違いなくモンスターやダンジョンを知っている。 とりあえず明日になれば詳しくわかるだろう。
「よし、 これは素晴らしい進歩だぞっ! こんなに早く俺以外にモンスターと戦った人に出会えるなんて、 思いもしなかった事だ! 」
このHPのサイトを立ち上げ、 こんなに多くの人が俺の作ったこのサイトを見てくれている。 あと1週間もすればダンジョンを探しだす人や、 モンスターと接触する人も数多く現れるだろう。
歯車は動き出してしまったんだ……
これから日本は…… いや、 世界はモンスターとダンジョンと言う存在が、 明るみに出て激しく荒れてしまうだろう。
俺が出来る事は、 早い段階でこの異変に対して気づいてもらう事だ。 皆んな早く気がついてくれれば、 少しでも長い時間モンスターやダンジョンへの対応策を考える時間ができる。
それはモンスターやダンジョンの被害者を減らす事にも繋がると言う事に繋がるだろう。
「そろそろ国へとダンジョンやモンスターの情報を流しても、 変な目で見られない頃合だろうか…… 」
一応軽く警察や保健所、 消防署に電話をかけてみるか…… まだ信じてもらえないだろうが、 このサイトのURLを知ってもらうだけでも意味はあるのだが……
問題はコンパウンドボウで倒したモンスターを、 野生動物として見られてしまった場合だ。 かなりヤバイんだよな。
日本では確か、 弓矢によるハンティングは禁止されていた様な気がする。
「むぅ…… 専門知識の無い俺には難題だよな。 俺が逮捕されてしまったら元も子もないしな…… ほ、 保留かな…… 」
無知な俺は早く国に対策をとって貰いたいと思いつつも、 法を犯してしまっている可能性がある、 という気持ちで悩んでいた。
とりあえずこれからも自分のサイトでは、 ダンジョンの危険性を伝えていくと決め、 俺はひとまず考えるのを辞めるのだった……
「さて、 ロビンフットの手入れをして倒木ダンジョンへ行くとしよう」
蓮志にとって、 困難な1日が始まろうとしている事を、 この時の俺は知る由もなかったのだった……
〔11時50分35秒【勇者みきお】〕【管理人蓮志】←まだ返事が来ないがあまり勇者を待たせるな。 オレは忙しいのだwww
夜中まで待機しておく、 貴様はちゃんとアリの如く用事を済ませてから連絡をしてくるようにwww
※さてさて、 如何でしたでしょうか?笑
自分的には、 勇者みきおが好きです! なんだか憎めないキャラが好印象では無いでしょうか。
余談ですが、 勇者みきおが勇者になっていく? ストーリーを考えてしまった自分がいるのは秘密です……
もしかすると、 勇者みきおに会える日が来るかも知れませんね
みきおに会えるその日まで、愛読して頂けたらと願います笑
毎日応援ありがとうございます!
本日6月27日新作ファンタジーランキング1位となりました(๑╹ω╹๑ )パチパチ
これからも応援して頂けると幸いです。
ありがとうございます!
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