私があなたを嫌いな理由。

今、目の前にその姿がなくても。

さっきまでそこに居たのがわかってしまうぐらいの強い香りを残していく。

「爽やかで良い香りじゃない〜」
なんていう友達もいるけど、
私はそのヤツの香りこそが大っ嫌いだ。

その香りでヤツの周りにいるどんなもの達もを包み込んで、自分色にしてしまう。

しかしなぜか…
今まさに〝そのヤツ〟が私の家のキッチンに鎮座しているのだ。