悪役令嬢は雑貨屋を始めるが悪戯品ばかり作っている

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1.雑貨屋開店 私は今日から雑貨屋アリサを開店します。 私の職業はご令嬢と言いたいけど、悪役令嬢なの。 お名前はアリサで年齢は25歳。 私が雑貨屋アリサをする目的はある人に資金を流す為である。 それについてはお話が進んでいくとわかるわね。 雑貨屋アリサを開店しましょう。 「みなさん、雑貨屋アリサが開店します、宜しくお願い致しますわね」 私の名前をお店に付けたわ。 だから雑貨屋アリサなの。 開店したのはいいけど、人がぜんぜん来ないわね。 呼び込みをもっとしないとダメなのかしらね。 「雑貨屋アリサ見て来て下さいませ、お願いします」 本当に人が来ない。 これはどういう事なのかしらね。 お客さんが来ないと意味がないじゃない。 お金稼ぎもできないじゃない。 もうっ、どうすればいいのよ。 私は近くにあった石ころを蹴り飛ばした。 そうすると誰かに石ころが当たったようだ。 「まずいわね、知らないフリをしておきましょう」 私は雑貨屋アリサの中に戻った。 お客が来ないというのもお暇ですわ。 せっかく良い品を揃えているのに……。 「雑貨屋アリサを宜しくお願い致しますわ」 と叫んでみた。 そうすると一人のお客が雑貨屋アリサに来てくれた。 お客はお店の中を見回している。 そうしているとペンダントを私の元へ持ってきた。 するとお客は 「これいくらなんだ?」 と聞いてきた。 「500円よ」 と答えた。 お客は500円を払うと私はそのお金を受け取った。 「ありがとうございました」 お客は満足そうにお店の中から出て行った。 「あんまりお客が来ないわ、暇ですわ」 私はまたお店の外に出ると石ころを発見すると石ころを蹴り飛ばした。 すると石ころが誰かに命中したようだった。 私はすぐさまお店の中に戻る。 「あぶない、あぶない、見つかるとこだったわ」 それにしてもお客が来ないのは私が商売下手なのだろうか。 ううん、そんな事はきっとないわ。 「もっと呼び込みをしましょう」 「雑貨屋アリサ~、今日開店したばかりです~、見に来て下さい~」 そうしているといかにも貴族らしい人がお客としてお店の中に入ってきた。 品をじろじろと見ている。 するとお金持ちらしいお客は 「この指輪はいくらするんだい?」 と聞かれたので私は 「10万円よ」 と答えた。 「そんなにするのか、困ったな、まあいいか、これをもらうよ」 お金持ちらしいお客が10万円を払うと私はお金を受け取る。 「ありがとうございました」 お金持ちらしいお客はお店の外に出ていった。 「今日はまだお客来たのは二人だけか、少ないな」 「もっと頑張らないと資金を流せないわ」 どうすればいいのかしらね。 私は困っていた。 商売って難しいのね。 くよくよしてられないわ。 まだまだ張り切っていこうかな。 「雑貨屋アリサを宜しくお願いします~、良い品がありますよ~」 「いかがですか~」 呼び込みをしてもなかなかお客が来ない。 何か対策を考えないとまずいわ。 どうすればいいのかな。 私はじっくり考える事にしたのだった。
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