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オレンジ文庫ノベル大賞一次発表
皆さまこんばんは。🌉
先月、「オレンジ文庫 ノベル大賞」の一次発表がありましたので、このコンテストの気になる通過率を分析したいと思います。
このコンテストは毎年1月上旬が応募締め切りになっており、4月から順に選考結果が発表されます。応募要項によると原稿用紙100から400枚と比較的文字数の範囲が広く(原稿用紙の7割を埋めるとすると、文字数換算で2万8000字から11万2千字でしょうか)、長編はもちろん、中編作品のコンテストとしても貴重な受け皿となっています。
またオールジャンルと謳っておりますが、トレンドのファンタジーやライト文芸とは色合いが異なるようですので、「自分の作風だとどんなコンテストに出せばいいかわからない」という作者様にもありがたいコンテストではないかと思います。
エブには良質なヒューマンドラマを書かれる方が多いので、作風がマッチする方も多々いらっしゃるかもしれません。
とはいえ応募総数が1000を超えるコンテストで受賞が受賞が3作品以下で、しかもデビューしている方も応募できます。(新人賞ではない)
選考委員は三浦しをんさんをはじめとするそうそうたるメンバーです。最終選考に進むと、容赦のない厳しい選評がネット上で叩きつけられます。
ですのでこのコンテストにチャレンジしていた佐藤うさぎさんが、かなり厳しい公募だということをおっしゃっていましたし、プロとしてやっていける人材を求めているようなガチの公募だという雰囲気をひしひしと感じました。
その厳しさたるや、幽☆遊☆白書の魔界トーナメントを彷彿とさせます。(懐かしい……) what's you must mean nothing much what they must come
一次を通過するとお名前と居住地が公開されます。
毎年、お名前を知る作者様が通過されておりますので、そういった意味でなかなか見ごたえのあるコンテストとなっています。
ですから「旅は道連れ」ということで、昨年お会いした作者様には「オレンジ文庫のコンテスト、挑戦しませんか?」とお誘いしたこともありました。
そして今年、一次通過者のお名前は――。
あったあった!
今野綾さん! はじめアキラさん! 青のキカさん! 雫倉紗凡さん! 和來花果さん! 千勢逢介さん!
皆様、まずは一次通過おめでとうございます!!
昨年、はじめアキラさんとは3次通過をご一緒できたのですが、今年はさらに皆様とその先まで進めたらいいなーと思っています。
あっ、申し遅れましたが、僕はしれっと2作出して2作通っていました。😋
さて、それでは過去5年間の応募総数とそれぞれの通過数を調査し、数値が判明しましたのでここで示したいと思います。
じゃじゃん!
COVID-19のパンデミックにより、おうち時間が長くなり小説の執筆を始める方は多かったと思います。
妄想コンテストでは2020年の中盤あたりから応募総数が爆上がりし、1000以上の作品が集まった回も多々ありました。2021~2022年は平均800/回程度と高め安定でしたが、2023年になってからゆっくりと落ち着きを取り戻したようです。
けれど中編から長編となれば少し時間は必要なのでしょうか、オレンジ文庫では2022~2023年の応募数がかなり多くなっていたようです。今年の応募総数はまだわかりませんが、一次通過が615作品でしたので、たぶん応募総数自体が若干減っているのではないかと思います。
それでは次に、具体的な数値だけでなく、それぞれ平均の通過率を示したいと思います。
じゃじゃん!
2020年と2021年の応募総数が同じですが、検索して得られた情報を元にしていますので、ソースが間違いなければこれで正しいのだと思います。
こう見てみますと平均で1次・2次は4割の作品が通過するので、良作であれば二次通過までは数値上はそれほど難しくないのではないかと思います。(それでも難しいですけどね……)
けれど3次にはそこから1/4に、そして4次はさらに1/5に絞られますので、このへんになると相当厳しい選考になってくるのではないかと感じました。
さて、今回一次を通過されているのは筆力の高い作者様ばかりですが(約1名を除く)、今後どなたがどこまで行けるのか、いちおう自分を含めて楽しみにしたいと思います。
なお、次回5月18日の更新は、わけあって18:00となります。
理由はとあるイベントが催されるからなのですが、もしよろしければその3時間後にXのほうも気にしていてください!
2024.5.11
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