それはとても晴れた日で

行列に並べずに、少し歌ってた。

遠矢九十九(トオヤツクモ)

2分 (834文字)
妄想コンテスト「人ごみ」参加作品です◆

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あらすじ

私のこの届かない腕は、どこへ伸ばせばいいのだろう。 (2019.08.07)

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感想・レビュー 4

ありがとうございました。

遠矢九十九様 作品を読ませて頂きました。人は、本当の悲しみの底にいると「涙」すら出で来ない。それは、私自身の経験でもあります。それでも、人は前を向いて生きていかないといけない・・・。遠矢さんの作品には
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前に進めぬ痛み

想い出が暖かく美しいければ美しい程 失った痛みや大きさは測りしれません。 自分を何とか保とうとしながら 普通に毎日を生きようとしている痛々しさが 未だ血を流し続けている魂が ひしひしと迫ってきます。
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わたしは無力で、言葉を選べずに……

人混みに紛れた孤独感が、まるで点描のなかで一際強く光っているようでした。それをまわりに紛れ込ませたくて、馴染ませようと器用に振る舞おうとすればするほどに、より一層の孤独におそわれ、不器用ながらも歌を口
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