とりあえずもとの世界に返して

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とりあえずもとの世界に返して

SNS等で見る可愛い子は、肌は白くて目は二重、足は細く長く顔は小さいのは当たり前。 尚且つ、自分の盛れる角度を知っており、服装そして映える背景。 例え可愛くない子でも、髪型やメイク、服装、角度や背景等で盛れるがやっぱり大事なのは元の姿だと思い知らされる。 「はぁ……いいなぁ可愛くて。一度でもいいからこんな顔になってみたいよ」 家で虚しい独り言を言う私。 あ、私主人公の松井 凛(まつい りん)です。 現役女子高生の齢17っす。 スマホでスクロールして見えるのは皆可愛い人ばかり。 なぜこんなに可愛いの?メイク?髪型? 自分の顔を鏡で確認すると絶望する。 あとスマホの画面が暗くなるとき。 「もう少し肌が白ければ…いや、このそばかすも受け付けないな。あと顔がでかすぎだな」 挙げれば挙げるほどキリがない。 私の家族はみな平凡顔で、派手顔ではないのだ。 3つ上の兄貴も全くといっていいほど普通で、少し頭のいいだけのどこにでもいる兄貴だ。 だから、その妹の私も当然普通なわけで…。
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