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約百年前、一冊の魔導書を巡って戦争が勃発。
皆の知る所による第一次超絶魔法少女大戦である。
ドラゴン族により一度地球は滅びかけたが、四人の大賢者によ
りこれを討伐、戦争を終結させた。
「ちょっとナレタくん??」
「そして今!
第二次超絶魔法少女大戦が勃発しようとしている!
首謀者は雨の魔法少女にして魔王、飴野茉穂!
そして私の時代では魔王である飴野茉穂を打ち倒し超絶魔法少女大戦を終結させる英雄が誕生した!
それが君だ!!」
「…さっきから何を言っているのかさっぱり解らないわ」
「説明した通りだ。飴野茉穂は最低最悪の魔法少女となる。
降雨の魔法少女飴野美子は豪雨の魔女へと昇華し、自らの手で弟の息の根を止め世界を救う。
君は救世主となるのだ♪」
「なるのだ♪
じゃ無いわよ!一個も話が飲み込めないって言ってるの!
弟は男の子よ!?どうして魔法少女に成るの!?
しかも世界を滅ぼす第二次超絶魔法少女大戦を勃発させるって…!?」
「事実だ」
「例え事実だったとしても、
お姉ちゃんが弟くんを倒せる訳なんて、在るわけ無いわ!」
「いや、君の実力なら可能だ」
「いや、能力バトルとかじゃなくて気持ちの話し。
大体、魔女になんてなるつもり無いんだから」
「では愛する弟くんとすれば良いよ。魔女になってパワーアップするし一石二鳥だ」
「!!
確かにお姉ちゃんはまーくんの事大好きだけど、別にそういう意味じゃ…
まーくんの初めてはいつか好きな女の子の為に取っておいてあげたいわ!
ああっ…でもでも、他の誰かに取られるぐらいなら姉ちゃんが…
だ、ダメよそんな姉弟でなんて…!!」
「駄目だこいつ」
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