憧れの先輩

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守屋君は、いつも私をいじるばかりだけど気を遣ってくれたりする優しい一面もある。 「多月さんは、都川さんに新人研修の時の指導者として仕事教わっただけですよね?」 「うん。都川さんは、大雑把な所もあるけど後輩や仲間思いのいい先輩だよ。面倒見もいいし、女性の扱いも上手みたいだね?」 「同性からも尊敬されてますからね。オレも都川さんの飲み仲間で仲良くしてもらってますよ。スナックのお姉さん達からもモテてますね。」 都川さんと守屋君は、部署ではアダ名で呼び会う仲なのは知ってた。仕事終わりのアフターも2人で飲みに行く話もしてるし、行きつけの店のママさんと仲良しなのも… 「都川さんがモテるの妬いてたりしますか?多月さん顔に出て分かりやすいですね。」 「からかわないでよ。」 「ランチきたので早く食べて社に戻りましょう。」 マイペースで、私の言うことなんて軽くスルーする守屋君。彼も都川さんと同じくらい社内でモテるタイプ。受付嬢のお姉さんが、守屋君をアフターに誘ってたの何度かみたけど、都川さんと飲みに行くのが大事だって断ってた。男の友情って大事なんだ。
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