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俺とあいつは、上も下もなく、対等だった。 いや、ベッドの中では俺が下か。笑。 あいつが刑事で、俺がヤクザで。 いつまでも、一緒に居られないことは分かっていたさ。 俺達は秋に別れ、今は冬。 まだ時はそんなに経ってないのに、もう何年も経っちまったようだ。 会いたい。 会いたい。 会いたい。 この傷が疼くたびに、俺はあいつとの時間を思い出す。
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