セフレとのひと時

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 僕は乳臭い様な匂いが寧ろ女らしくて好いと思っていたが、言われてみれば、確かに臭かったと思った。が、機転を利かして、「あの、いや、ミルキーな好い匂いでした。」 「アハハハ!何、言ってるの、私、ペコちゃんじゃないんだから」と佐奈は言った後、ちょっと間を置いてからにやりとして、「ねえ、ケイタ君も汗臭いから一緒にシャワー浴びましょうよ!」  この楽園の世界へ誘う様なドリーミーな佐奈の発言に僕は目を飛び出さんばかりに丸くして、「い、一緒に、シャ、シャ、シャワー!」 「うん、シャワー浴びよ!」 「は、は、はい!」と欣喜する僕に佐奈は笑顔を向けた儘、僕の手を取って可愛らしく首を傾げ、「さあ、行きましょ!思いっ切りサービスしちゃうから!」と言って抃舞したい位の喜びで、「はい!」と意気衝天として答えた僕と共に立ち上がると脱衣場へいそいそと移動した。その後、僕らがとってもとっても良いことをする運びとなったのは言うまでもない。
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