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豊にあれこれとしてもらったのだろう。
いつもの何倍も可愛くなっているさやか。
今まで見てきたさやかの中で一番可愛いかも…
豊はデートだという事を知っている。
きっと気合いを入れてくれたんだろう。
『可愛すぎる…』そう言うと顔を真っ赤にしているさやか。
「でっ、でも…亮平スカートの方が好きなんだよね?」
不安そうに俺に聞いてくる。
実際スカートは好きだが、正直さやかだったらなんでもいい。なんでも可愛い。
それにスカートなんて履いて一緒に歩いてみろ。
回りの男たちの視線がいちいち気になり、一人で勝手にイライラしてしまいそうだ。
細くスラっと長い足が、パンツを履くとよりその美脚が強調されている。
白いニットのオフショルダー。
肩まで見えるため綺麗な鎖骨ラインが強調され、髪をアップにしていて、綺麗なうなじが見えている。
なんにしても可愛い…
『さやかだったらパンツだろうと何でも似合ってるし可愛い。めちゃくちゃ可愛い…』
目を見つめてそう言うと、照れるさやか。
そして何故か分からないが、つられて俺も照れてしまった。
見つめ合う二人…
甘い空気が流れている…
俺はさやかの頬に手を当てキスをしようとした。
「あんた達、廊下で何してるのよ?」
声のする方に目をやると豊が立っていた。
「イチャイチャするなら部屋でやりなさいよ~♪」
そう言って笑いながら歩いていった。
やっぱりこの家は…
相変わらず良いところで邪魔が入るな…!
でもありがとう豊。
こんなにさやかを可愛くしてくれて。
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