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寝ている隙に、嫌な思いを摺り込んでやろうとしたところが、かえってヤツを楽しませてしまい痴態を晒したなんて、腹わたが煮え繰り返るほど憎々しく、己れの阿呆さに地の底まで落ち込む。
ーー今度だと!?ふざけるなっ!もう二度と私の尻穴を好きにはさせない!!
決意を固めれば固める程に、奥の方がムズムズする。
舌先が穴に捻じ込まれ、ウネウネと中を掻き回し何度も穿り返され…
「ーーっ、」
あの感触を思い出してアソコが立ち上がり、布に擦れた先端からじわりとヌメリが溢れ出した。
それがわかって背筋がぞわりと震え、生唾を飲んだ。
ーーば、馬鹿っ!もう思い出すな!!
恥辱と後悔が渦巻く胸をギュッと掴み、深く息を吐く。
…私は衆道じゃないし興味もないし女子の胸と穴の方が普通に好きだから大丈夫、落ち着け落ち着けー…
まじないの様に心の中で反芻し、いきり立つソレを鎮める。
ーーよし、変態趣味の土方さんには必要最低限でなるべく、近付かない様にしよう。
新たな決意をガチガチに固め、やっと前に歩き出せた。
もう二度と余計なことはしない、同じ鉄は踏むまい、と…
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