オイタの結末

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「…何してるんですか?離しやがれってんですよ、このキショ男が。」 「いーやーだ〜、見せるまで離さねぇかんな〜」 これ以上引っ張り合いを続けると、逆に寝間着が剥ぎ取られる気がして、ひたすら土方さんの顔を蹴って手を離させる。 ちょっとした攻防だったが、結構本気で疲れる程には土方さんも力を入れていた様で。 「なあなあ、だからケツの」 「クドイ!!」 苛ついて頭をどついたら、漸く静かになった。 シーンとして項垂れる姿を見て、このまま逃げてやろうとしたら、 「…だってよ〜、かっちゃんの尻の穴はぼうぼうに毛ぇ生えてて、ちっとも見えなかったんだもんよ〜◯コ付いてっし臭えし、吐きそうになって、うっぷ!」 更に阿保な事を言い出した。 「はあ!?近藤さんにも頼んだんですか!?」 「あー…平助にも頼んだ。」 「それってまさか素面(シラフ)で!?」 「ん〜、あん時ゃあ飲んでねえな〜」
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