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この、「話し合い」。
なかなかの難問でした。
話し合いの基本は、自分の意見を出し合い、お互いの妥協点を探します。
赤の他人同士が一緒になって暮らすのですから、話し合いを重ねて、お互いを理解していくのが過程なので、何回も何回も話し合いは重ねていくことが大切だと、私は思っていました。
しかし、旦那。
この「話し合い」ができません。
「話し合いは、できんとたい」
私は、ため息を吐きながら、元同僚さんに言いました。
「何でですか?」
「泣かすとよ」
「はあ⁉」
私の返事に、元同僚は素っ頓狂な声を上げました。
「旦那さんがですか⁉」
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