第二章 美女と旅立ち

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第二章 美女と旅立ち

悲鳴の聞こえた方向へとすっ飛んできた「豪拳の鉄」 街道を走ってきたところで ひとりの巫女らしき女?が 数名の男たちに追われています。 そこへ走り込んできた 鉄「やいやい てめぇらぁ 女相手に何やってやがるんだぁ!」と怒声を上げてーぇ! 巫女の姿をした女性を背後に庇って 突進してくる男たちに身構えてます。 男たちの先頭をきってきた男の姿を見れば 侠客のような いや渡世人にしては どこか違和感があるその男たち 「我らの邪魔するなぁ~!」と低い声で決めつけ、小さな短刀を抜き突きかかってきます。 が  鉄 こんな場面は馴れたもの 一瞬で相手の手首に手刀を打ち込み  さらに拳 ガツン! と 男の顔面を突いては 殴り飛ばし「ふん!てめぇ渡世人じゃぁねえな 何者だぁ~?」と言えば 殴り飛ばされた男 地面に倒れる寸前に体勢を整え 今度はドスを抜き放ちました。 「お前こそ何者だ? ふん!言ったよな 我らの邪魔をするなと」先ほどよりも鋭い声で 威嚇をしてくるも なんとぉ 鉄 そいつに背を向けては 庇った巫女姿の女性に「 今 助けてやっからな まぁ安心してなぁ」と言い 女性の綺麗な俯き顔を覗き見ては ニヤリと笑っています。 はぁ この男 やはり自身の危険なんぞよりも「女」の顔確認してるとは呆れてしまいます。 では 本日はここまで つづく
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