112人が本棚に入れています
本棚に追加
/108ページ
骨になるまで。
「かわいいねぇ」
長女にも次女にも相変わらず言い続けているのですが。
長女には「そんなんママだけよ」だの「親ばか痛い〜」だの素っ気なくあしらわれ…( ꒦ິ꒳꒦ີ)
次女はありがとうと答えてくれると思い「かわいいかわいい」と言っていたら、最近「ありがとう」←はいはい、的なお返事しか返ってこなくなりました。
もう言っても嬉しくないのかしら……
次女だから親離れも早いのかしら……
涙ぐみながらかわいいの封印をしたのです。
が。
今朝。
どしゃぶりの雨の中、傘をさして集合場所に向かう道の途中。
黄色い傘から見上げるように次女が言いました。
「ママ、あんまりはーちゃんのことかわいいってゆわんなったね」
「はーちゃん言われたくなくなったんやないん?おねえさんになったけん」
「なんどもなんどもかわいいってゆう時やろ?はーちゃんかわいいけんかわいいってゆうて♡」
なんでしょう、この小悪魔。
こういう発言が許されるのもあと数年……
「はーちゃん、もうかわいくないん?」
「かわいいです〜〜〜〜(*ノД`*)・゚・。」
「ママもかわいいよ」←いってらっしゃいいってきます、ほど当たり前の返し。
黄色い傘につんつん突かれながら濡れるのも構わず手を繋いで集合場所に行きました。
お見送りの場所を目前に、次女が手を引きます。
前にも後ろにもお友達がいるので小さな声。
「はーちゃんはね、ねぇねみたいに痛くないけん、ずっとかわいいってゆうていいよ」
生涯かわいいと言い続けることが今朝決まりました。
最初のコメントを投稿しよう!