私の幼馴染み

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不意に思い出された記憶。 あれもこんな夕焼け空だった。 あの時も私は亮太の後ろを今みたいに掛ける言葉に困りながら歩いていたっけ。 まだお互い保育園児で、亮太はお母さんに怒られてプチ家出。 お母さんの事が大好きな亮太は怒りながら泣いていた。 あの頃は私の方が一ヶ月お姉さんだからと、よくいじける亮太を慰めてたっけ。 身長もまだ私の方が少し大きかった。 懐かしい。 もう、よしよしなんて頭撫でるくらいじゃ機嫌直らないんだろうなぁ。 それでも、この場の空気くらいは明るく出来るかも。 そんな軽い気持ちだった。
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