第三話 I'll make love to you

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それから新藤は桃子のスーツケースを トランクに乗せ楽しい二人の ドライブが始まった コンビニの一件もあり プライベートの新藤はとても楽しかった ドライブの会話は天気や 仕事の話からはじまって 新藤が学生時代ラグビー選手 だったことまで遡った それでこんな逞しい体をしているのね・・・・ 桃子は新藤の話を聞きながらも 運転する彼に見とれた 力が溢れる彼の全身 太腿から脚へそれからあご あごから頬にかけてうっすらと影になって 桃子は思わず彼の髪に手を入れてみたくなり 逞しい二の腕にしがみつきたい衝動に駆られた あたしは・・・・ 今夜彼に抱かれるんだ・・・・ .:*゚..:。:.   .:*゚:.。: そう思うと下腹部に 温かいものがとどまった・・・ 六甲山の山道ドライブを抜けて 細いハイウェイをしばらく走ると 宮殿のようなホテルが真っ青な空に まっすぐ伸びるようにそびえ立っていた 敷地内に一歩入ったとたん そこはどこもかしこもクリスマス一色だった 「まぁ・・・・先生・・・」 桃子は緊張も忘れて クリスマスイルミネーションの飾りの あまりの美しさに息をのんだ 「すばらしいわ!」 文香ならきっと大喜びであたりを 転げまわるに違いない 新藤が二人分のスーツケースを ボーイに預け微笑んで言った 「まだ おどろくのは早い 内装もすばらしいんだ    」
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