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「おまえ、それどうしたの?」
「うん?彼女にもらったんだ。手編みだぜ!」
「ふーん。でもさ、なんか長くね?」
「そうなんだよ。気合い入りすぎちゃって、どこでやめたらいいのかわかんなかったんだって。本当、俺って愛されてる。これには俺への愛がたっぷり詰まってるから」
「その包帯にか?」
「包帯って失礼な、これはマフラーです」
「いや、でも今のおまえ、ミイラじゃん」
「あー、ちょっと白くて長くてぐるぐる巻くと頭まですっぽり隠れちゃうからって、人をミイラ呼ばわりはないだろう?」
「いや、完全にミイラだろ」
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