プロローグ 私という女とは

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プロローグ 私という女とは

私という女は 【好きなものがたくさんある。】 コーヒー・コスメ・カフェ・アクセサリー・アパレル・旅行・Instagram・オシャレなものは大抵なんでも好き。 私という女は 【趣味がない。】 熱しやすくて冷めやすいこの性格から、何かに没頭してもすぐ飽きてしまう。 私という女は 【男運がない。】 単純に男を見る目がない。 私という女は 【満たされない。】 いつでも心の底が乾ききっていて、満たしてくれるなにかを探し求めている。 家族や友達、好きなものや仕事ではその “何か”を満たすことができない。 私という女は 【愛されたいと切に願っている。】 誰かの特別な存在になりたくて、何にも変えがたい唯一無二の存在であることを常に感じていたい。 私という女は 【愛されることに執着している。】 自分に自信がなくて相手の気持ちが信用できない。 愛してくれているのか疑っている自分を知られたくなくて、良い女を演じるけど内心は不安でしかたがない。 愛されるにはどうしたら良いのかそればかり考えている。 不安だから24時間一緒にいたくて気持ちを繋ぎ止めるためなら平気で嘘もつく。 私という女は 【嫌われるのが怖い。】 先の先までパターンを何通りも考えて計算して確実に失敗しない答えを常に探している。 相手に100%合わせて相手が求めている理想像になる。 相手が私を好きか好きじゃないかだけが問題で 相手が私という人間をどう評価してるのかという部分はそれほど興味がない。 私という女は 【カメレオンに似ている。】 重いと言われれば軽くなるし、軽いと言われれば束縛をする。 趣味をもてと言われたら趣味をもつ。 自分がしたいこと。 = 相手が私に求めていること。 私という女は 【未練がましい重い女。】 ヤバさに拍車がかかって修復不可能。 今まで付き合ってきたビジュアルが中の中から上の上までの建築家、美容師、SE 、整備士、アパレルデザイナーたちには いつの間にか本命から外されていて、二股や遠距離で浮気、不倫相手にされていたこともある。 自分が満たされたいだけで付き合っているから 自業自得と言えばそれまでだけど いざフラれるとなると無くす不安からすがる。 一人が嫌だから嘘をついてまですがる。 愛情深い男を好きになれば良いのに なぜかそうゆう人には出会わない。 出会っているのかもしれないけど気づかない。 そう、私は男を見る目がない。 これが 【私という女…。】
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