奪われたカラダ

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お風呂から上がると、彼は仕事で書斎に籠った。 私はそのまま洗面ルームで髪を乾かし、寝室に行き、眠りにつく。 彼に貫かれた場所には異物感だけが残る。 ―――――私はもう処女じゃない。 彼の子を一人産めば、復学させてくれると約束してもらったけど・・・誰がその子を育てるのか? 具体的な話はしていない。 やっぱり、その子を育てるのは母親である私の仕事。 結局、私はこのまま俊吾さんの妻として生きるしかない。 愛のない私達に間に産まれた子も愛を知らないまま…大人になるのかと思うと不憫で仕方がない。
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