第13話 戦に勝つ秘訣 

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「フフっ、お前が竜騎士か……なるほど、見かけはただの女のようだな」 ハーネスは常に余裕の微笑みを浮かべていた。 「わしは勘がいいんだ。ほんの小さな殺気でも見逃すことはない。残念だったな」 ――ちくしょう…… ハーネスの笑みに私は下唇を噛む事しかできないでいた。 「すまなかった。お前を殺すつもりはなかったんだ」 ハーネスは余裕の微笑みから一転して真顔でミルルの頭を撫でていた。 ミルルは既に息絶えていた。 心臓を一突きにされ、真っ白なベッドのシーツは彼女の血で真っ赤に染まった。 「だが、お前も暗殺者の一員なら分かるだろ?殺される前に殺る。それが暗殺者として生きていく上で必要不可欠な条件…………だと!」 ハーネスはそう言うと、腰につけてたサーベルを抜き、再びミルルの心臓目掛けて突き刺した。 サーベルはベッド事貫き、ベッドの下からエッジスが出てきた。 「やはりお前か。エッジス」 エッジスは素早く立ち上がると、ナイフを取りだしかつての師匠に向けた。 「お久しぶりです。師匠」
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