prolog

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「大丈夫ですか?」 総帝は唖然と自分を見ている男に話し掛けた。 話し掛けられた男は声を聞いて驚いた。 何故なら、総帝は男だとずっと思っていたのだが声は女のものだったからだ。 総帝は滅多に口を開くことは無く、話したとしても念話をして会話をしていることが多く、また、話している相手もギルドマスターや自分の部隊隊員、そして同じ帝だからだ。 なのに、何を思ったのか総帝は念話を使わず男に話し掛けたのだ。男が驚くことは仕方が無いことだろう。 総帝がもう一度、男に声を掛けると男は今度こそ、返事をし、お礼を言った。 総帝はそんな男を見た後、また周りを見渡した。 総帝の見る先には5人の隊員達が魔法や武器を使って戦場を駆け回っていた。 ある者は楽しそうに魔武器や魔法で魔物を屠り ある者は今にも殺されそうになっている者を助け ある者は魔物の大群に大規模な魔法を使い、屠り ある者は使い魔と共闘し、大型の魔物を屠り ある者は身の丈よりも大きな剣を振り、大勢の魔物を屠った。
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