第四章 15歳になり、学園にて波乱の始まり

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教室に着けば真っ先にマリウス様に気付かれてしまいました…。あたしの気配を察知するのが得意なのかなぁ。 「おはようございます、スバル。同じクラスで嬉しいです」 「…マリウスがストーカーみたいな事をしないか心配だ」 「なっ!?そんな事は絶対にしませんよ!?」 親友同士で掴み合ってるのをスルーしてあたしは自分の席に着いた。すると、一人の女の子が近づいてきた。 「こんにちは。貴女がマリウス殿下の婚約者の公爵令嬢のスバル様?」 「?はい、そうですけど…貴女は?」 「申し遅れました。私はリデル・フローレンスと申します。貴女と友達になりたいなぁと思い声をお掛けしました」 「!貴女がリデルさんですか。友達ですか…喜んでお受けします♪」 この娘がリデルの・フローレンス…。可愛い容姿だけど、確か友達が数名居るって聞いたというよりか前世の記憶にあるだけ(· · · · · · · · · ·)ですけど…。あたしの破滅フラグ回避はこの娘に掛かっているわ。 気を引き締めないといけませんね。
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