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『それから、久保田は9月に新しい暴走族を作ったわ。
メンツ達の年齢は15歳から18歳。
今のところは、50人集まっている。
そして、暴走族の総長をしているのが、アヤナミのボスである久保田の息子。
本拠地は東にある廃墟となったボーリング場。
名前は〈月下〉
久保田は離婚をしていて、住家をその本拠地にしている。
現在は無職。
仮想通貨でかなり稼いだみたいよ。
それと、街にはまだ繰り出していないから、警察もまだ知らない。
月下の情報も、貴島煌弥のパソコンに送るわ』
美里の話しは全て、新しい情報だった。
『久保田は、子供を盾にするつもりよ。
煌蓮が子供には手を出さない事を知っているから。
それと貴島煌弥が、月、水、金は、煌蓮総本部を留守にする事も、久保田は知っている。
今日は水曜日だから、貴島煌弥の留守を狙い、煌蓮総本部を襲うはずよ』
美里は、そこまで話して『玲に変わって』と言った。
烏が私にノートパソコンを渡してきたから、ノートパソコンを受け取り、画面の向こうに居る美里を見た。
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