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「…なんだったのアレ?」
「領主を継いだ私に挨拶に来た…という名目でしたが、実際はお金の要求でした」
「ええ…」
「『暴れ熊』の常套手段よ。武力で脅して金を献上させるのは」
俺の疑問に答えてくれた女の子の言葉に軽くヒいてるとお姉さんも知ってたかのように内容を話す。
「そんな事が許されるの?」
「許されるのよ。…誰か止められる人がいるなら話は別だけど」
「…領土拡大の為の侵略は暗黙の了解となっているからな…難しい問題だ」
俺が聞くとお姉さんもおじさんもなんとも言えない顔で肯定した。
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