夏の終わり

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「千恵子、正雄さん、身体に気をつけて過ごすのよ」 ミツ子は、穏やかに微笑んだ。 「うん。お母さんもね」 「母さんの心配はいらねべ。今でも薙刀振り回せるくらい元気なんだから」 「これ総司」 ミツ子が総司を一喝すると、一同、笑いに包まれる。 「紬」 千恵子は、紬を呼ぶ。 「秀太くんと、楽しい夏過ごしなさいよ」 千恵子は紬の耳元で囁くと、 2人は笑った。
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