消えていく

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消えていく

月日が流れた。 私は今、幸せに満ちている。 私の隣には天使が。 とても可愛い赤ちゃん。 待ち望んだ可愛い我が子だ。 つわりで辛かった妊娠生活から、やっと抜け出し、初めての育児で毎日くたくた。 それでも心は満たされている。 もう、あの彼との短かった記憶さえ、今じゃどうでもよくなっている。 今、思うと馬鹿だったなぁと感じている自分はまともな人間なのかもしれない。 もうないであろう、あの時の記憶は、この場でそっと心の片隅にしまって、そして消えてなくなってしまえ。 バイバイ。 さようなら。 完。
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