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ナリスは夢を見た。
チイチイが再び現れてナリスに稽古をつける夢。
「ナリス、料理を教えるで」
「料理?私失敗やらかしてもう教えないってなったと思ったけど…」
「安心し、今度はそうならんように優しくしてやるから」
そう言ってチイチイは優しい表情を向ける。
「師匠…」
ナリスは涙をボロボロと流した。
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ピピピ…目覚ましが鳴る。
「はぁ…夢か…」
ナリスは夢と気付き、幸せが失望に変わる。
『師匠!いつまでも嘆いてたらチイチイさんは帰って来ませんよ!』
「え?マイラ…?」
ナリスはふとかつて弟子だった少女の名をよんでしまった。
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