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投資家誕生
普通のサラリーマンだった風間逸郎は、ある時ビッグチャンスを掴む。
それは、投資家としての夢を叶えることだった。
「この世界は甘くない。生き残れるかは分からない」
現時点でスキルはない。だが、サラリーマン時代に知識は詰め込んだ。
「俺一人だと不安だな」
逸郎はサラリーマンをやめ、投資家として動く決意をした。はじめは仕事を時短にして、スキルを身に付けていった。
「駆け引きが難しい。詳しい人がいればな」
そこで、トレードバンクという、投資家を支える人材を紹介している機関に相談した。
「今はまだ登録出来ません。投資家として、少しでも結果が出来たときにまた来てください。人材ではありませんが、パートナーなら紹介出来ますよ」
「本当ですか?」
「今のところ二人、とびっきりの美女です」
「お願いします」
「ここにお名前と住所を」
逸郎は必要事項を記入する。
「それではお待ちください。成功を祈っていますよ」
逸郎の投資家デビューだった。
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