魔王にだって事情がある

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 ?  ?  白い世界  ここはどこだ? 「はじめまして、私は女神です」  背後から美しい声がする。これはいわゆるあれか……。俺が妄想の中で繰り返してきた女神との対面ってヤツか。  振り返ると俺の妄想以上に美しい女神(あるいは自称女神)が立っていた。 「あなたの人生を閲覧しましたがこのまま終わるのはあまりにも気の毒です。トラックに轢かれて死んだ者だけに与えられる特典です。あなたを異世界に転移させましょう。その地ではあなたの潜在能力のすべてが開放されます」  待ってました。そうこなくっちゃ。  ※ ※ ※
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