7455人が本棚に入れています
本棚に追加
/1587ページ
「だったら、もう済んだんだろ? 帰るぞ」
「え?」
俺は虚を突かれたような顔したアイツの腕を掴んだ。
が、すぐに反対の腕を男に捕られた。
「おいおい。バカなこと言うなよ。予定はまだ済んでないんだから」
「は?」
「…子供にはわからないか。ガキはガキらしく、帰って早く寝ろ。明日も学校だろ? 予習はちゃんと終わってるのか?」
「うるせーよ」
「だいたい、お前は彼女のプライベートにまで口出す権利なんてないだろ? 明日になれば彼女は嫌でもお前のとこに行かなきゃならないんだから、おとなしく家で待ってろよ」
最初のコメントを投稿しよう!