タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から「破壊神」と怖れられています。

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「マリーナは、侯爵家の令嬢ですもの。次期王妃の座も、安心して任せられるわ」 事前に話が通っていたのか、国王と王妃は王太子の突然の宣言に白々しく頷き。 「多少は精霊の加護があるようだが、その声を聞けぬ出来損ないなど、聖女にも殿下の婚約者にも相応しくない」 「マリーナ様がいるのなら、もう平民など必要ないだろう。さっさと城を出ていけ!」 「まあ、皆様。流石に、追い出しては可哀想ですわ……わたくしの従者として、これからも共に国を守りましょうね」
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