キロキロと(単位の覚え方)

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キロキロと(単位の覚え方)

「キロキロとヘクトでか(デカ)けたメートルが、弟子(デシ)に追われてセンチミリミリ」 父が教えてくれた単位を覚えるための念仏のような言葉です。 キロ(1000)ヘクト(100)デカ(10)メートル(ー)デシ(1/10)センチ(1/100)ミリ(1/1000) 何度となく父が鼻歌を歌うように唱えていたので、子供の頃は意味はわからないながらも覚えて暗唱していました。 今になって「ABCの歌」のように、何かの時に役に立っています。 私が生まれた昭和30年代は、尺貫法が変わって間もない頃で、いろいろな新しい単位を頭に叩き込まなければならなかったのでしょう。 家にはセンチメートルではない目盛りの竹の物差しがありました。 板金屋だったので、メートルではなく、何尺、何寸という言葉、重さも何匁など、昔の単位がまだ生きていました。 一升瓶など(一升は1.8リットル)いまだに残っている言葉もありますね。
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